イザイ:2台のヴァイオリンの為のソナタ
イザイの曲といえば、有名なのが無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ。
mayonekoも好き。ツィンマーマンの演奏が特に。
ヴァイオリン一本でもスケールの大きな曲なのに、これが二本になるとどうなるか。もちろん無伴奏。
そんな曲をイザイは書いています。
(無伴奏)2台のヴァイオリンの為のソナタ。
うーんいいぞ。コンチェルトみたいだ。
2つのヴァイオリンがぶつかり合い・・・時には寄り添い・・・たっぷり25分聴き応えあり。
フィナーレの楽章が好き。とにかく華やか。ほんとに二台で弾いているのよね??
CDライナーを読むと、最初この曲を出版したときに出版社はこんな難しい曲弾けないだろうと勝手にヴィオラを加えてトリオにしてしまったのだとか。
なので、今までこのオリジナルヴァージョンは弾かれたことが無く・・・確かに難しそう・・・1964年にLeonid Koganがやっと初演したといういわく付の曲らしい。
で、今回手に入れたCDはコーガンのお孫さんDimitri Koganが弾いてます。
それも興味深い話。
お孫さんも、相方のMariannna Vassilievaも瑞々しい演奏。
イザイのほかにはテレマン・ボッケリーニ・オネゲルとイザイだけでもお腹一杯なのに、珍しい曲で嬉しい限り。特にオネゲルが良かったかな。
ええ曲。コンサートで取り上げて欲しい。実演を是非聴きたい。
Ysaÿe : Duo sonata for two solo violins
Dmitri Kogan, Marianna Vassilieva(Vn)
[Delos DE3390 Two Violins
]
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