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ヘルツォーゲンベルク:ヴィオラとピアノのためのレジェンド 作品62

全く違う作曲家の、しかもホルンの曲を探していて見つけたCDの中に入っていたヴィオラの曲である。

冒頭を聴いてシューマン?・・・いや、ブラームス?・・・ううむ、ヴュータンのヴィオラソナタみたいだなあと思うところもあり・・・と文句をつけているが、いやはやびっくり。3つの曲(楽章?)があり、聴きごたえのある曲なのだ。そんなにA線の高音を多用していないところもお気に入り。mayoneko的にはアグレッシブな第2曲が好きかな。

ちなみに作曲は1890年ごろ。ヴュータンのソナタは既に作曲済み。ブラームスの方はまだ。

ところでこのヘルツォーゲンベルクって誰?と解説を見てみたらば「ブラームスと親しかったということでのみ知られる」の一文のみ。それは無いだろうと色々調べてみたら、ブラームスとヘルツォーゲンベルク夫妻との間の膨大な書簡をまとめた書籍があり、なんとそれを翻訳して日本語のブログで公開されている方がいらっしゃる。すごい、感動です♪
彼はブラームスの信望者であり、やはり作曲家でピアニストである夫人とともにブラームスとつきあいがあったらしい。この夫人が大変才色兼備な方のようで、公開されている序文を読むだけでもとても興味深い。mayonekoがああだこうだというよりこちらをご覧になった方が宜しいかと。「ヘルツォーゲンベルク書簡集」と検索すると出てきますよ♪

日記の中にこの曲の名前がちらっと出きて感動。CDの解説にはないがヨアヒムに捧げられた曲らしい。(ヘルツォーゲンベルクを紹介しているサイト(ドイツ語)でもやはりヨアヒムとの明記あり。)ヴァイオリンではなくわざわざヴィオラの曲を献呈したのは何故なんでしょうかね。

さて、この曲、よくよく我が家のCDラックを探してみたら違う演奏家でもう一枚あった。でもぜんぜん違う。やっぱりコセがいい。この人こんなにアグレッシヴに弾く人だっただろうか。この人のブルッフを聴きすぎたせいかこの演奏は新鮮であった。
彼の新たな魅力を知ったなあ~。

Herzogenberg : Drei Legenden für Viola und Klavier
Gérard Caussé(Viola)
Vadim Gladkov(Piano)

[Campanella musica C130151 ロマン派の変貌ーライネッケからニールセンへー室内楽作品集]

追記:肝心なことを書き漏らしていました。この曲はゲーテの「ファウスト」第二部から下記の詩に基づき作曲されたとの事。

Pfeile, durchdringet mich,
Lanzen, bezwinget mich,
Keulen, zerschmettert mich,
Blitze, durchwettert mich!
Daß ja das Nichtige
Alles verflüchtige,
Glänze der Dauerstern,
Ewiger Liebe Kern!

をみてマーラー8番!と思った方。同志です。握手しましょう♪

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