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ジェミニアーニのラ・フォリア

ジェミニアーニはコレッリの弟子である。
先日読んだ本にこんなことが書いてあった。

彼はナポリのオーケストラの首席奏者となったが、彼のテンポがあまりに突飛であったためオーケストラは大混乱となり、その罰として彼はヴィオラ・セクションに「降格」された。

ヴィオラ・ジョークではない。
当時(18世紀)のヴィオラに対する風当たりがよーくわかるエピソードである。
それにしても「降格」だなんて・・・

そのせいか知らないが、以前紹介したロカテッリ同様、ジェミニアーニも合奏協奏曲の独奏楽器にヴィオラを入れているらしい。
おお、それはそれは。しかしながら彼自身の合奏協奏曲はまだ聴いたことが無いので実際どんなものかはまだわからない。

彼の作品で知っているのは、師匠のコレッリのヴァイオリン・ソナタ作品5を合奏協奏曲に編曲したもの。オリジナルのコレッリのソナタも大好きだが、こちらもお薦め。すばらしい編曲だと思う。特に作品5ということは、最後に「あの曲」があるのだ。

ラ・フォリア

ラ・フォリアといえば、コレッリのものが有名だが、それをジェミニアーニは独奏ヴァイオリン2本、独奏チェロのための合奏協奏曲に仕上げている。
これが良い出来なんである。
独奏部と合奏部が巧みにおりこまれていて、あたかもこれはオリジナルが合奏協奏曲だったのではないか?と思わずにはいられない。

3度ほど弾いたことがあるが、弾いても単なる伴奏だけではないから面白い。
ちなみに、楽譜サイトでは、この曲のことを「独奏2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための」という表示をしていることがあるが、はっきり言って、ヴィオラにそんなものはない。

ソロらしきものはある。覚えているのは最初の方にsoloとはかかれているが、ちょろっと音を伸ばすだけの部分がある。確かにここはヴィオラ的に美味しい部分。
だけどねえ、それがソロだと言われてもねえ・・・他の楽器のソロの楽譜の量に比べもんになりませんよぉ。私の使った譜面が違うもので実はこんなにソロがあるんですよ~というなら別ですが。
まさかジェミニアーニのほかの合奏協奏曲のヴィオラ・ソロもこの程度だったらどうしよう・・・これはCDを探さねば。

もう一回弾いてみたいなあ。

ジェミニアーニ:合奏協奏曲「ラ・フォリア」~コレッリのヴァイオリン・ソナタ作品5-12より
Geminiani : Concerto grosso "La Follia" after Corelli's Sonata for Violin and Continuo, op.5-12

I Musici
(Philips 438 766-2)

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コメント

ラ・フォリア、かっこいいですよね!
古楽器演奏のCDでよく聴いてます。

やってみたい。。。

投稿: マルヤム | 2008年8月26日 (火) 17時24分

マルヤムさま
おおお。やりましょう♪
チェロ・ソロかっこいいぞ~♪

投稿: mayoneko | 2008年8月26日 (火) 21時08分

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