« ただ今練習中 | トップページ | 教材 »

歌劇「国王」とは?

今中国で”Festival Croisements 2008”というものをやっている。
中国とフランスの文化交流祭とでも訳すのであろうか?6月の中旬ごろまでやっているとのこと。

で、目を引いたのがオープニングを飾ったオペラの公演内容。

法国经典歌剧《国王》 の上演。

作曲家は 拉罗。

さて何のオペラかな?・・・カテゴリーで分かっちゃったとは思うけど、ラロのオペラ「イスの王」のこと。

えー!何でまたこの曲が・・・。観たかったよ~。

記事をいくつか見てみましたが、トゥールーズ歌劇場と中国側(中央歌劇院)との混成スタッフによる上演のようで。
そういえばトゥールーズは昨年の秋?だっけ「イスの王」を上演していますよね。
オケは中央歌劇院のオケ。指揮はMichel Plassonと最終日は中国の指揮者で。主要な役もダブルキャストなのかな~といったところ。

このオペラ、本当に今ではマイナーなのですが、以前はかなり上演されていたようです。
メトロポリタン歌劇場でも上演されていたようだし、かのシゲティが、第3幕でミリオが歌うオーバードをヴァイオリン曲に編曲していたりと、かつては人気があったのでしょう・・・多分。

オペラの筋は、ブルターニュに伝わる伝説の都市”イス”の話。もっとも伝説とオペラの筋は大きく異なっていて、神の怒りを買って沈んだ都市の話ではなく、妹(ローゼン)の恋人(ミリオ)を愛してしまった姉(マルガレード)の破滅の物語。しかも”イス”は海には沈まない。

今では・・・序曲と上記シゲティが編曲した曲(第3幕でミリオが歌うオーバード)が演奏される程度でしょうか。

Youtube で Lalo Ys と検索してみてください。Festival Croisementsのドキュメント映像がありまして、「イスの王」の上演の様子がちょっとだけ見られます(下記参照)。

序曲がいいですね。
ドラマティック。
何かが始まるようなわくわくした気持ちになります。
長いクラリネットのソロ、チェロのソロと見せ場がありますが、私的にオススメするこの曲のツボは、オーボエとベース。
特にベース。すんごい美味しいところがあるんですね~。ヴァイオリンからチェロまでそこはメロディーを弾いているのです。でベースは弦楽器群の中で唯一伴奏に回っているわけなのですが、これがメロディーより良いのですわ・・・と勝手に思っているのですが。

全曲版を是非聴いて欲しいのですが、今じゃデルヴォー版しか市販されていないようです。
せめて序曲だけでも聴いて欲しいな。


Lalo : Le Roi d'Ys

手に入れられれば是非クリュイタンスの全曲版を。これはオススメです。
序曲は一番手に入りやすいCDはアンセルメのもの。ですがこれ、スコアに無いシンバルが何故か入っています。そこがマイナスポイントかな。
何種類か聴きまし たが大半が最後のプレストをゆっくり演奏していて・・・ここは爆走して欲しいのに。でもトランペットが大変だからテンポ落としてる??・・・不完全燃焼気味。
よいCDがあれば教えてくださいませ。

再追記:Festival Croisementsの映像をつけました。

|

« ただ今練習中 | トップページ | 教材 »

mayoneko気になる」カテゴリの記事

ラロ Lalo」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203003/40808694

この記事へのトラックバック一覧です: 歌劇「国王」とは?:

« ただ今練習中 | トップページ | 教材 »