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シューマン:ヴァイオリン・ソナタ

先日、図書館に行ったら休館だった。という話の続き。その後また坂を下り、登って別の図書館へ。
本を借りた後、ふと寄ったCDコーナーで何枚かやはり手にとって借りてみた。
その中の一枚、シューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番。
実は初めて耳にした。

いいですねえ~♪。すっかりはまって繰り返し聴いてます。
クレーメルとアルゲリッチのアンサンブルの上手さももちろんあるのでしょうが、どうしてこんなに自分が虜になるのかと思っていたら、一緒に借りたシューマン本にこんなことが書かれていました。シューマンの作品は、時を経るにつれ「高音域」から「中音域」へと移って行ったとか。

「中音域」とは人の声の領域。弦楽器でいえばヴィオラ。
ヴィオラの曲はどんなに髪を振り乱すような激しい曲調でも、どこかワントーン渋く、落着いたように聴こえるのですが、このソナタもそんな感じがします。E線を多用していないことも一因でしょう。
第1番のソナタが好み。よりヴィオラ的な曲だから。しかし第2番のソナタの第3楽章も捨てがたい。この第3楽章は変奏曲になっていて、主題はCDの解説によるとコラール「深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶ」から取られているとか。詩篇130番のコラールとは誰の作曲のものなのか書かれていない。呟くようなピッツィカートで始まるこの楽章の音楽は詩篇の言葉と併せて胸に迫るものがある。

残念ながらこのディスクには第3番が収められていない。ヨアヒムに捧げ、ブラームスらと合作したF.A.E.ソナタの2,4楽章をシューマンはかつて作曲したが、後に1,3楽章を付け加えて第3番ソナタとしたものがある。是非この曲も聴いてみたい。

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調作品105
       ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調作品121
R. Schumann : Sonate für Violine und Klavier a-moll op.105
                    Sonate für Violine und Klavier d-moll op.121


Gidon Kremer (Vn)
Martha Argerich (Pf)
(Deutsche Grammophon 419 235-2 シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番&第2番)

もしかしたらヴィオラに編曲したものがあるかと調べてみたら、クラリネット版はいくつかでているようである。

追記:amazonへのCDリンクは国内盤です。

再追記:ヴィオラ版を見つけました。詳しくはこちらを。

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