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中年男の展覧会?

「展覧会の絵」。

原曲がピアノ曲であるこの曲は、ラヴェル編曲の管弦楽版が有名。なんといってもトランペットによる華やかな「プロムナード」が耳に残る。昔はこのプロムナードが大好きで、「あ、また出てきたよ」とこのメロディーが顔を出すごとに喜んだものである。

このプロムナードをヴィオラが担当した編曲がある。
Julian Yuによる室内オケ版である。
編曲者曰く、

中年男(ムソルグスキー)が歩いているイメージ

なんだそうな。
そうですか。中年男ですか。うーんなんかフクザツな気分。だが美味しいメロディーをもらっているから良しとしよう。

聴いてみる。
やはり華やかさはないね。1曲目と2曲目の間のプロムナードはよいしょ、と腰を上げて絵から絵へ移動するように聴こえる。
「古城」が好き。エコーをかけた様な響きがなんとも神秘的。(恐らく)チェロに続くイングリッシュホルンが泣かせる。「ビドロ」のファゴットも良い。「サミュエル・ゴールデンベルク・・・」ではコントラバスの独断場。ティンパニをバックにちょっと薄気味悪いけど・・・でももっと音を前面に出してもいいんじゃないかな?なんか聴きづらい。
「市場」はちょっとした聞き所あり。各楽器の音が重なり合うと一つのメロディーが浮かんでくる・・・悲愴の4楽章状態。もっとスピーディだともっと面白いと思うんだけど・・・。
などと突っ込みを入れながら聴いているとあっという間に終わってしまう。

前半は楽しく聴けるのだが、後半はなんか物足りない。迫力?スピード感?ラヴェル編曲を聴きなれているからだろうか。
変わった展覧会の絵が聴きたい方はお試しあれ。

ムソルグスキー:展覧会の絵(ジュリアン・ユーによる室内楽編曲版)
オーケストラ・アンサンブル・金沢
岩城宏之 指揮

Mussorgsky : Pictures at an Exhibition (Arranged by Julian Yu)

Orchestra Ensemble KANAZAWA
Hiroyuki Iwaki
(Warner Classics WPCS-11745 ムソルグスキー:展覧会の絵[ジュリアン・ユー編曲]

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