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メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲op.110

作品110という番号に惑わされないように。
メンデルスゾーンの作品はop.73からは死後出版なのであるが、実は1824年(15歳)の作品となる。有名な弦楽八重奏曲は1825年の作品(op.20)なので、それよりもさらに前に書いたこととなるわけ。
メンデルスゾーンは恵まれている恵まれているということだけが吹き込まれているが、こんな作品番号のつけ方をされているのは可哀想かも。モーツァルトのケッヘル番号をアルファベットを駆使してまで細かく番号順に並べてやろうというような試みはないのかな?(既にあったらスイマセン。)

それにしても、15歳ですよ!この曲。室内楽というよりも、これはピアノコンチェルトといった方がいいかも。最初、えらくピアノが忙しそうだなあと思っていたのだが、そうか、主役はピアノなのねと気がついた。ショパンとかモーツァルトのピアノコンチェルトの室内楽版のCDを最近散見しますが、そんなイメージでしょうか。

そして、この曲のもう一つの特長・・・コントラバスが入っていること?・・・いえいえ違います。ヴァイオリンが1本しかないんですね~。代わりにヴィオラが2本なんです♪
即ち、ヴァイオリン1・ヴィオラ2・チェロ1・コントラバス1という変わった編成。実はそのことを知らなかったんですが、たまたまライナーを見ていたら、1stヴィオラが難しいぞとの一文があり、ええっ!と調べ直した次第。面白い編成ですね~。なんでこんな編成にしたんでしょう?同年に彼はヴィオラ・ソナタを書いていますが、それも関係しているのかな?弦楽のためのシンフォニアの一つにもヴァイオリン無しの楽章がありますよね。

2、3楽章はその中低音の分厚さ・渋さがよく感じられます。
それにしても、1stヴィオラはそんなに難しいんだろうか?譜面を手に入れるべし。

Félix Mendelssohn-Bartholdy : Piano Sextet in D major, op.110
Kocian Quartet, et al
(PRAGA)

詳細は→こちら

追記:その後メンデルスゾーンの新しい作品目録が出たようです。それによるとこの作品は”MWV Q16”との新しい作品番号が。。

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コメント

こんにちは。わたしも最近、この曲を聴き始めました。15才の少年の曲とは思えぬ素晴らしい作品ですね。オーパス番号に惑わされて、後期の曲かと思ったのですが、初期の作品と知ってびっくりでした。
特に面白いな、と思ったのは、最終楽章がまるでフンメル的なことです。わたしは、フンメルが好きでよく聞くのですが、最終楽章を聴いたとき、一瞬フンメルの曲かと勘違いしてしまったほどでした。
 メンデルスゾーンについて調べてみても、フンメルの影響についてはほとんど触れられることがないようですが、12,3才の頃に、この忘れられた大作曲家に会ったことがあり、その後、しばらく彼の影響の認められる曲を書いているようです。それを知って、納得できました。

投稿: クリストフ | 2015年2月18日 (水) 14時01分

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